病院でのHbA1c測定方法
病院で行われるHbA1c測定には次の3つの方法があります。いずれも採血で、検査当日の食事制限等はありません。
- HPLC法(高速液体クロマトグラフィー法)
- 免疫法
- 酵素法
- ヘモグロビンと糖が結合しているのを「プロテアーゼ」という酵素で切り離す
- そこへ「FPOX」という酵素を混ぜると糖から過酸化水素が発生する
- その量が多いほど糖の量も多い
検査値と本当の値との誤差が±1%未満と高精度な分解測定手法で、現在最も多くの検査機関で採用されています。
採血したものをカラムという装置に高圧で流すと、分子の大きさや荷電の状態に応じてヘモグロビン成分がさまざまに分離されます。このうちヘモグロビンa1cがヘモグロビン全体の何%であるのかを示すことで測定します。
ただしヘモグロビンa1c以外の、HbF(胎児性ヘモグロビン)や変異ヘモグロビンなども測定してしまうため、一部の機種に影響を及ぼすことがあります。
HPLC法の次に多く採用されているのが免疫学的システムを用いた特異な方法です。ヘモグロビンa1cを抗原とした抗原抗体反応を利用して測定します。
これだとヘモグロビンa1cにのみ反応するため、他のヘモグロビンの影響を受けにくくなります。
さらに検査コストが安く、大量の処理に適しています。
抗原抗体反応同様、ある特定の酵素を用いて、総ヘモグロビン濃度とヘモグロビンa1c濃度とを測定します。
手順は、
HPLC法より大量の処理ができ、かつコストも安いため、今後は採用する検査機関も増えてくるでしょう。
薬局・自宅でのHbA1c測定方法
- 薬局で測定する
- 薬局に行き検査を希望することを伝えます。
- 検査キットが渡されます。
- キットの針を自分で指の腹にあて、ごく微量の血液(1000分の1ミリリットル)を採取。
- 採取した血液を薬剤師さんが専用の解析装置に入れます。
- 6分で検査結果が出てきてヘモグロビンa1c値がわかります。
- ヘモグロビンa1c測定器で測定する
2014年4月より薬局での自己採血検査が認可されました。これによりHbA1c測定がカンタンに行えるようになりました。
検査手順は、
しかしながら2015年8月現在、この検査ができるのは東京都足立区の薬局10店舗と、徳島県の10店舗のみとごく限られています。
自宅で測れる装置も登場。わずかな採血(1ミリリットル)で、5分で判定できます。通販で5980円から。
また、ヘモグロビンa1cとブドウ糖や他の血液検査項目とが同時に測定できる装置もあります。
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