ヘモグロビンa1cを測定して、異常があった場合には次の3つのパターンが考えられます。
- ヘモグロビンa1cに異常高値が出た場合
- 1か月以上間を開けて再度検査をして判定する。
- 経口ブドウ糖負荷試験を行って糖尿病かどうかを判定する。
- 空腹時血糖値が高いのにヘモグロビンa1cが正常値の場合
- ヘモグロビンa1cが低い場合
- 糖尿病以外でヘモグロビンa1cが高くなる場合
主にインスリンの働きが弱まるために起こる異常高値です。血液中に糖が滞っているためにヘモグロビンa1cが高くなります。
これを確認するための再検査には次の二通りがあります。
再度、血液検査を行いヘモグロビンa1cの数値を調べます。
75gのブドウ糖液を飲んで、1時間後・2時間後の血糖値を測定。どう推移するかによって糖尿病か否かの判定を下します。
糖尿病の場合、時間が経過しても血糖値が下がりません。
時間とともに明らかに血糖値が下がっていて、かつ腎不全でないのにヘモグロビンa1cの値のみ高い場合には、糖尿病ではなく異常ヘモグロビン血症が疑われるでしょう。
糖尿病でない可能性が考えらえます。ハッキリさせるためにも再度検査が必要です。
ヘモグロビンa1c値が低い場合、溶血性貧血(赤血球が短命もしくは失っている)、インスリノーマ(膵臓線種)、肝硬変、腎性貧血(腎臓悪化)といった疾病が考えれます。
この場合グリコアルブミン(GA)で直前1~2週間の血糖値の平均を測定します。
また1型糖尿病である場合、血糖値の上昇が早いため1~2か月の血糖値の平均であるヘモグロビンa1cでは追いかけきれず、数値に反映されません。
したがって経口ブドウ糖負荷試験や貧血検査、GAD抗体検査も併せて行い、総合的な判断をします。
ヘモグロビンa1cは感染症、甲状腺機能亢進症、慢性アルコール中毒、ヘモグロビン異常症でも高くなります。
特に、風邪などで熱が出るとヘモグロビンa1cは急激に上昇します。発熱により血糖値を上げるホルモンが分泌されるためです。
中にはこれをきっかけに糖尿病が急に悪くなることがあります。また、ビタミンCやアスピリンの影響で高くなることもあります。
※イザ!と言う時の血糖値上昇のストッパー(夜のドカ食い専用)
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